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ロボット運動会

「第1回 ツクモCUP ロボット・アスリート大会」初代チャンピオンが決定
  秋葉原UDXビルにて開催されたアキバ・ロボット運動会。今回は11月3日に開催された「第1回 ツクモCUP ロボット・アスリート大会」の模様をレポートします。

小さい段差を越えていけ!

小さい段差を越えていけ! 4番目の競技は一本橋を渡ったり、坂を上ったり、段差を越えたりと、さまざまな障害のあるコースをクリアする「ロボット障害物競走」。ここでも会場を盛り上げたのはゼッケン17「繭」。「繭」にはジャイロが搭載されているため、いくつもある段差を見事に調整し、クリアする。高度な技術を発揮し、1分34秒で全5ステージをクリア。クリアすると、対戦相手である「バケーション2」を応援。「バケーション2」を操縦しているのも女の子。ロボット徒競走で好タイムを出したゼッケン2「バケーション」の操縦者の妹である。繭の応援に応じるように頑張る「バケーション2」。会場からも声援が飛ぶ中、何とか第2ステージをクリアしたが、残念ながらそこまで。しかし、会場からは拍手も起こった。妹の借りを返すかのように、次に登場してきた「バケーション」はすべての障害物を楽々クリアした。

生き残るのは誰だ?

生き残るのは誰だ? 最終競技は「ロボット生き残り合戦」。これまでの4競技を終えポイントを集計。上位のロボット8体をファイナリストとして選出し、バトルロワイヤルを展開する。ファイナリストの紹介を終えると、スタジアムにロボットがセットアップされた。真ん中の円の中か、フィールドの外に落ちれば失格である。いよいよバトルロワイヤルが始まった。
 最初から仕掛けたのは「繭」。熊のぬいぐるみと注射を持っている大きな両手を振り回し、対戦相手を威嚇する。しかし、その動きが大きかったためか、足をすくわれる。いとも簡単に場外へ落ちてしまった。その後も、次から次へとロボットは場外へと消えていく。最後まで残ったのは、ゼッケン1「noir」、ゼッケン11「スーパーディガー」、そしてゼッケン13「クロムキッド」であった。このロボット3体に、それぞれ6ポイントが与えられたのだが、この結果、「noir」と「スーパーディガー」が49点で並んでしまった。

プレーオフで優勝が決定!

プレーオフで優勝が決定! 会場で、急きょプレーオフの準備が進められる。スタジアムには90cm四方のリングが用意された。プレーオフの競技は「格闘」。ロボット2体が戦い、リングの外へ押し出した方が勝ちだ。
 いよいよ決勝戦がスタートするが、立ち上がりは静かだった。「noir」も「スーパーディガー」も安定性が高いので、なかなか攻めに転ずることができない。そこでレフリーから「ファイト」という掛け声がなると、「スーパーディガー」が前へ出る。すると「noir」は低く体をかがめた。もともと頭部がない「noir」はしゃがむと相手の攻撃を寄せ付けない。攻撃をかわし、「スーパーディガー」を外へ押し出す。優勝は「noir」に決まった。

本当の勝者は?

本当の勝者は? 優勝はたしかに「noir」だったが、ギャラリーの拍手を最後まで受けたのは、「繭」と「バケーション」、それに「ワイルダー01」であった。その理由は、「人間に近いロボットだったから」だと思う。優勝した「noir」はたしかに高性能なのだが、そのいでたちが人間らしくない。人間らしくすればするほど、ロボットの競技では不利になる場面が多い。しかし、そういったハンデを苦にせず、人間に近いロボットが勝利したとき、ギャラリーからは拍手が生まれた。本当の勝者は、ギャラリーからの拍手を受けたロボットなのかもしれない。
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